葛生牧町テレビ中継局(栃木県・佐野市)

「栃木県佐野市豊代町(景勝院裏の山)」にあるデジタル新局のテレビ中継局です。
2013年3月29日に開局しました。
■初回訪問日:2025年08月02日
■初回訪問日:2020年07月31日
送信所設備概要(地デジ) | ||||
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放送局名 | チャンネル | 空中線電力 | 実効輻射電力 | |
NHK宇都宮総合 | 44ch | 50mW | 230mW | |
NHK東京Eテレ | 40ch | |||
とちぎテレビ | 41ch | |||
日本テレビ | 48ch | |||
テレビ朝日 | 38ch | |||
TBSテレビ | 49ch | |||
テレビ東京 | 37ch | |||
フジテレビ | 35ch |
2025年08月02日訪問時
2025年08月02日訪問時の画像です。
今回は直接訪問しました。マダニやヒルが多くて危なっかしい登局路でした。
送信アンテナ
全局共用の送信アンテナです。
・8素子リングアンテナ3段2面+2段1面(全局共用・水平偏波送信)
別の角度から撮影。
おおよそ北西・南東に3段、北東方面に2段で送信といった構成でした。
見上げショット。
さらに別の角度から。
受信アンテナ
葛生牧町・葛生仙波で共用の受信アンテナです。
この受信アンテナで拾った電波を約2.4kmほど離れた「葛生仙波局」に伝送しています。
・菱形配列16素子リングアンテナ(葛生局を放送波受信・全局共用)
少し違う角度から撮影。
混合器です。
菱形配列の計4本のアンテナからの入力を混合しています。
機器類
ミニサテでよく見かけるタイプの機器類です。
先ほどの写真の裏側にある、「葛生仙波局」への光送信機です。
2局共用の受信アンテナからの信号を分配して、この機器で光信号に変換・伝送しています。
光送信機を拡大しました。
遠望撮影
送信所から北東側の水道タンク付近から遠望撮影しました。
かろうじて送信アンテナだけ見えています。
拡大しました。送信アンテナだけ見えます。
その他
機器の監視・通報用アンテナです。
左側のアンテナです。
右側のアンテナです。
GPSアンテナです。
GPSアンテナを別の角度から。
施設のあらましです。
栃木県の送信所でよく見かける表示です。
送信所へのケーブルはかなり低い位置に配線されていました。
最後に全体像。
2025年03月10日訪問時
2025年03月10日訪問時の画像です。
この日は時間の都合と獣の気配があったため、遠望撮影のみです。
送信アンテナ
全局共用の送信アンテナです。
・8素子リングアンテナ3段2面+2段1面(全局共用・水平偏波送信)
少し違う角度から。
受信アンテナ
樹木で隠れてしまっていますが、受信アンテナです。
この受信アンテナは「葛生仙波局」と共用しています。
・菱形配列16素子リングアンテナ(葛生局を放送波受信・全局共用)
遠望撮影
麓から見える送信所の様子です。赤丸の位置に送信アンテナがあります。
少し拡大しました。
樹木に覆われて送信アンテナのみ顔を出しています。
送信アンテナを拡大。
少し場所を変えて遠望撮影。
送信アンテナを拡大。
その他
「葛生仙波局」へ向かう光ケーブル。
2020年07月31日訪問時
2020年07月31日訪問時の画像です。
この日は直接訪問できました。
送信アンテナ
全局共用の送信アンテナです。
・8素子リングアンテナ3段2面+2段1面(全局共用・水平偏波送信)
少し角度を変えて撮影。
受信アンテナ
全局共用の受信アンテナです。
「葛生仙波局」の受信点も兼ねています。
・菱形配列・垂直16素子リングアンテナ(葛生局を放送波受信・全局共用)
※この受信アンテナは葛生仙波局と共用です。
別の角度から撮影。
出典:アプリ「スーパー地形」 ©Tomohiko Sugimoto
送信点~受信点間は見通し範囲でした。
機器類
ミニサテ局でよく見かける機器類です。
左から電源部、バッテリー部、送信部です。
こちら側には「葛生仙波局」用の受信点装置が付いていました。
「葛生仙波局」用の受信点装置を拡大。
その他
機器の監視・通報用アンテナです。
GPSアンテナは1つだけありました。
GPSアンテナを別の角度から。
送信所に関する銘板です。
このような注意書きがありました。
送信所に入る電力線と「葛生仙波局」へ向かう光ケーブル。
麓から尾根を駆け上がるケーブル。
光ケーブルについていた札。
参考文献
こちらのサイトでも詳しく解説しています。
■葛生牧町テレビ中継局(いなしん村) さま
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